2015/03/02 Version 1.0.0

クラスタ

クラスタは解析を行うための計算リソースで、1つ以上の インスタンス で構成されます。
クラスタを作成する際に、解析機能の種類を表す クラスタタイプ を指定します。
作成されたクラスタは、起動中や稼働中などの ステータス を常に1つ持ちます。

クラスタタイプ

クラスタタイプは、そのクラスタで動作させる解析機能の種類を表します。

表. クラスタタイプ一覧
名前 説明
DAG5-Hive-Hadoop
Hive及びHadoopによる解析機能を提供する標準的なクラスタです。
現在提供されるクラスタタイプは1つのみです。

インスタンス

インスタンスは、クラスタを構成する計算ノードです。グレードごとに性能が設定されています。

表. インスタンスグレード一覧
名前 説明
a-1-010 第一世代で標準のグレードです。
インスタンスはローカルディスクを持ち、分散ファイルシステム(DFS)を構成します。
ローカルディスクとDFSは、解析処理を実行する際に一時的なデータ格納先として利用されます。
現在のディスク使用量を知るには、 クラスタ統計情報取得 APIを使用します。

Note

クラスタのディスク使用量とログについて

インスタンスのローカルディスクとDFSには、ログファイルが格納され使用量に加算されます。ログファイルの保持期間は最大で30日で、それを過ぎたログは破棄されます。また、クラスタ再起動APIによって再起動されるとログは破棄されます。

ステータス

ステータスは現在のクラスタの状態を表します。
クラスタのステータスを取得するには、クラスタ一覧取得 APIまたは クラスタ情報取得 APIを用います。
クラスタのステータスごとに使用できるAPIが異なります。
表. クラスタステータス一覧
名前 説明 使用できるAPI
starting
起動しています
起動中のため、クラスタを利用するAPIは使用できません。
クラスタ情報取得 API
クラスタ一覧取得 API
クエリ情報取得 API
クエリ一覧取得 API
すべてのデータベースAPI
すべてのテーブルAPI
stopped
ユーザ操作により一時的に停止されています
クラスタ再起動APIなどによって一時的に停止状態です。
starting状態を経てnorm状態へ遷移します。
starting状態と同じAPI
restarting
ユーザ操作によりクラスタを再起動しています
クラスタ再起動APIにより再起動処理を開始しています。
stopped、starting状態を経てnorm状態へ遷移します。
starting状態と同じAPI
norm
クラスタが起動しており、使用可能です
すべてのAPIが使用できる状態です。
すべてのAPI
ptfailed
クラスタを構成するインスタンスのうち一部が異常です
解析機能の動作に問題はありませんが、性能が劣化している可能性があります。
新規のクエリ発行は出来ません。
クラスタ再起動 APIによりnorm状態へ復旧する事が可能です。
クエリ発行APIを除くすべてのAPI
failed
解析機能の動作に問題が発生しています
実行中のクエリの継続に支障が出ている状態です。
クラスタ再起動 APIによりnorm状態へ復旧する事が可能です。
クラスタ再起動 API
クラスタ情報取得 API
クラスタ一覧取得 API
クエリ情報取得 API
クエリ一覧取得 API
すべてのデータベースAPI
すべてのテーブルAPI
error
クラスタに障害が発生しました
クラスタに復旧不可能な障害が発生しています。
サポートに連絡してください。
クエリ情報取得API
クエリ一覧取得API
クラスタ情報取得API
クラスタ一覧取得API

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